聳え立つ地平線

ありえないものを発見すること、それを写し撮ること、そしてきちんと見せること。

クローズアップ現代+「個人情報格付け社会」に唖然呆然

クローズアップ現代+「個人情報格付け社会 ~恋も金回りもスコア次第!?~」を見て衝撃を受けました。


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中国のオンライン・マーケット最大手アリババが、学歴、勤務先、年収、預金残高、購入履歴、ローンの返済具合、健康状態などを勘案してAIによって点数を弾き出し、それがその人の信用度スコアとなるそうです。

その点数をもとに結婚相手を探す人もいれば、家賃無料で豪勢な暮らしを享受できる人もいるとか。


直感的にイヤ!
昔、タイトルを忘れてしまいましたが、確か小山ゆうのマンガで、一人一人のIQがその人の額に刻印されてしまい、IQが低い人は殺してもかまわないとかそんな設定の物語がありました。中国ではもはやそれが現実になっているのですね。IQに代わる「信用度」というスコアによって。

企業や大学の格付けだって見るの嫌なのに、人間を格付けするなんてありえない。でも中国人はその点数は客観的なデータに基づくものだから信用しているそうです。笑えない。


長年の友人を切る!?
しかも、借金を返さないなど友人に信用度が低い人がいると自分のスコアも下がってしまうらしく、昔からの友人を切る人も続出しているとか。インタビューアーが「いいんですか?」と訊いても「もちろんです。自分のスコアが下がるほうが嫌ですから」って、え、マジで?

日本でもこの信用格付けという考え方が金融業でも取り入れられているとか。
ある人は、AIから毎日8000歩の散歩をするよう命じられ、それをこなしていくとスコアが上がり、低い金利でお金を借りられるようになる。カードローン地獄にはまっていたその人はそれによって借金完済できたらしく、そういう使い方ならいいかもと思うのですが、いや待てよ、と。みんな何かAIの奴隷になってしまってない?


奴隷の奴隷
ハイデガーだったでしょうか。「奴隷の奴隷」という概念を提示した哲学者がいます。
主人は奴隷をいくらでもこき使える。だから主人は何でも奴隷にやらせる。しかし、そのことによって逆にその主人は奴隷なしには生きられなくなる。主人は「奴隷の奴隷」になり、奴隷は「主人の主人」になる、という面白い考え方です。

中国人も一部の日本人もいまやAIという、本来は人間の道具にすぎない物の奴隷になってしまっているのですね。AIに気に入られるように日々の生活を生きている。


国家に都合のいい人間になりたいですか?
実際、中国では、駐輪禁止区域に駐輪したら監視カメラがすべて見ているのでスコアが下がるとか。環境にやさしい行動を取るとスコアが上がる。

それならいいじゃないという声が聞こえてきそうですが、しかし、何が環境にやさしいかというのは科学の問題というよりはいまや「政治」の問題ですし、すべてAIが見ているから道徳的に悪いことをしたらスコアが下がるのはいいことというのも違う気がします。

AIは人工知能と言いますが、現時点でのAIは自分で考えることができません。開発者が作ったフレームの中でしか考えられない。とすれば、アリババという超巨大企業が何が正しいかを決めているわけです。そしてそのような巨大企業は100%中央政府と結託している。つまり、国家にとって都合のいい人間が生み出されているだけです。なぜそこに気づかないのか。AIの奴隷になることを通して、最終的に国家の奴隷になることを求められているのに。

日本でこの技術がどのように活かされるか、という締めで番組は終わりましたが、道徳を教科とし、点数をつけるようになってしまったこの国でも早晩同じような状況になるような気がしないでもありませんが、日本人だけは違うんじゃないかという淡い希望ももっています。

どうなりますやら。



VARが勝利を呼び込む! 第23節 アトレティコ1-3レアル

国王杯準決勝クラシコで惜しくも引き分けに終わった我がレアル・マドリード。リーガでは敵地でのダービーと厳しい相手が続きます。しかもこの次がCLアヤックス戦。またアウェー。何ともはや。


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内容を伴った勝利をつかむことができましたが、VARのおかげかな、と思うところもあります。

いや、VARの判定がレアル贔屓だったということじゃないですよ。

今回の試合でVARが発動したのは、

①グリーズマンの同点弾
②ヴィニシウスが倒されたときのPK判定
③モラタのオフサイド
④アトレティコの選手がエリア内で倒れたときのハンド

あともう一回くらいあったかと思います。

さすがにヴィニシウスが倒されたのはエリアの外だろうと思うし、逆にグリーズマンの同点弾はヴィニシウスに対するファウルで奪ったボールが起点でした。ただ、結局VARといっても映像を何度も見て判定するだけのこと。人間がやってるんだから間違うこともあろうしバイアスがかかることもある。だから判定がどちらよりかとかそういうことを言いたいのではありません。

「何度も試合が止まった」のが大きかったんじゃないかと。

選手たちも映像を何度も見て判定しているのだからとVARのジャッジに別に不満はなさそうでしたが、やはり試合が止まると休めるじゃないですか。

アトレティコはミッドウィークに試合がなかったのに対し、レアルはバルサとの死闘を演じてしかも中二日。クラシコだって中二日だったのだから、1週間で3試合目。これはきつい。

そんななか、試合が何度も止まったのは、見ているこちらは興が殺がれてイライラしましたが、レアルの選手は休めてよかったんじゃないでしょうか。

とはいえ、やはり解説の野口が言っていたように、先制点のきっかけになったCKですよね。与えなくてもいいCKを与えたのがアトレティコは後手後手に回らざるをえず。しかもあのCK、一回ショートコーナーを使ったんですよね。いい作戦でしたがやり直しとなり、それが結果としてカゼミーロのゴラッソを生み出す。サッカーというのは何が功を奏するかわかりませんね。はっきり言って運がよかった。VARが発動する場面が多発したのだって言ってしまえば運でしょう。

ただ、運を巻き込む動きができているのは確か。最初は体が重そうで心配でしたが、終わってみれば完勝。モドリッチも累積5枚で次節はお休みできるしクラシコ前に清算できた。確かセルヒオ・ラモスとナチョがリーチがかかってるんですよね。特にラモスは次節で清算しないと。

ヴィニシウスが覚醒しかかってるのが本当に救いですね。アヤックス戦では1ゴール2アシストぐらいで覚醒の準備を済ませ、クラシコ2ndレグでハットトリックで正真正銘の覚醒をしてほしいもんです。それならリーガ・クラシコは勝ったも同然。大逆転優勝が見えてくる。

ただ、ヴィニシウスは休ませてもらえてるけど、ルカス・バスケスとベンゼマはあまり休ませてもらえてない。このへんのやりくりが大変そう。ベイルの復調は救いでしょうか。

明日はビルバオに頑張ってもらわないと。(笑)


残念! 国王杯準決勝クラシコ1stレグ バルサ1-1レアル

あ~~~た~~~らしい~~~あ~さがきた! き~ぼお~~の~あ~~さ~~が!

と試合後に思わず謳い出してしまいうんじゃないかと思った国王杯準決勝クラシコ1stレグ。いや、あくまでも前半終了時点の話ですよ。

それが終わってみれば1-1のドロー。アウェーゴールを奪って引き分けだから悪くないけど、次はメッシが最初から出てくるんだからもっと点を取って勝ちたかった。いや、勝てる試合でした。


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前半は完全にレアルのハーフコートサッカーでした。ハイプレスで奪って短くつないでボールを支配。いつも支配してばかりのバルサはリズムが作れずヴィニシウスの素晴らしいパスからルカス・バスケスが決めて先制。まだ6分。

しかも、ちょっと前のレアルなら「いつか追加点が入るだろう」というぬるい試合を演じてしまってましたが、貪欲に狙っていってました。


4-3-3⇒4-1-4-1⇒5-4-1⇒6-3-1
守備でも、基本フォーメーションは4-3-3なんでしょうが、バルサが自陣でボールを持ったらすかさず4-1-4-1にして、ハーフラインを越える頃にはルカス・バスケスが右サイドバックに入って5-4-1、さらにバイタルエリアまで侵入されたらマルコス・ジョレンテが下がって6-3-1になる守り方がかなり功を奏していたように思います。バランとセルヒオ・ラモスは90分通して素晴らしかったですね。バランのうまさとラモスの落ち着き。10分たたずにイエローもらったときはどうなることかと思いましたけど。(バルサもピケが素晴らしかった)


ヴィニシウス
18歳の神童は躍動するもフィニッシュやラストパスのところで精度を欠いたりしてましたけど、32分でしたか、蘇った超高速カウンターからベンゼマへのパスがずれてしまった場面、あそこでヴィニシウスは責任を感じて強引に奪い取ってショートカウンターを仕掛けてました。あれは素晴らしかった。ああいう真面目で前向きなところが好き。ちょっとくらい雑でも経験を積めば大輪の花を咲かせるのは確実だからいまは大目に見ましょう。


ソラーリの采配ミス
一番の問題は後半の入り方ですよね。バルサは何とかして同点、逆転を狙いに来るのは明らかなのだから、それ以上に強く熱い入り方をしなければならないのに、何ともぬるい入り方。ほとんど意図的にボールをもたせてましたよね。あれはいったい何? 前半は自分たちがボールをもつことで完全に試合を支配していたのだからあんなことしちゃダメ。ボールをもったバルサは水を得た魚のようにどんどん攻撃を仕掛けてきました。メッシが入るまではもたせても大丈夫と思ったんですかね? 10月のリーガ・クラシコではメッシなしで5点も取られたのに。ありえない。

そしてマウコムの同点弾が決まってしまう。メッシが入ってから追いつかれたのならまだしも、その前に同点にされてしまうなんて完全な采配ミス。

采配ミスといえば、そもそもスタメンに疑問。リーガではマルセロを外してレギロンを使ったことで守備の脆さが解消されたのに、国王杯とはいえクラシコという大一番でなぜマルセロを使ったのかわからない。しかもレギロンはベンチにすら入っていない。不可解を通り越して「喝!」と言いたい。マルコス・ジョレンテはいいんですよ。カゼミーロより上だから。


カゼミーロ
カゼミーロといえば、彼もいい選手なんですけど、攻撃が強みのチームと当たると、弱気になってボールを受けてもファーストチョイスがバックパスになっちゃうんですよね。今日の試合でも、もらってすぐ前を向いていればメッシに獲られないですんだ場面がありましたよね。運よくメッシは怪我明けで本調子じゃなかった。

レアルが後半最初にシュートを打ったのって80分ごろじゃなかったでしたっけ? やっぱり入り方に一番の問題があったと思います。

それと、交代で入った選手が全員ダメ。ベイルはビッグチャンスをつぶしたし、アセンシオも彼なら強引に打っていい場面がありましたよね。スーペルコパで華々しいデビューを飾ったときはあの角度でゴラッソを決めてたはずですが、何だか並の選手になってきてしまった。

勝てる試合を落として残念です。引き分けるにしても2点は取りたかったし取れた試合でした。


バルサの精神的支柱
バルサはメッシが入るまではブスケツがゲームキャプテンでしたが、「リーダーがいない」と感じました。引っ張る選手がいない。メッシは技術的にも精神的にもやはりチームの柱だな、と感じました。逆にレアルは引っ張る選手はラモスをはじめ何人もいるのに、やはり監督がよくないな、という感じですかね。

まぁでも、3か月前は1-5で負けた相手に負けなかったのだから、ともかくはよしとすべきでしょうか。



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