2016年02月14日

マルセロとベイルがいないなかでの、そしてCLローマ戦を控えたなかでのビルバオ戦。そして、ジダン新体制になってからホーム3戦すべてマニータというなかでの4戦目。はたしてどういう内容だったのでしょうか。

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開始3分でベンゼマからクリスティアーノ・ロナウドへのやさしいパスからゴール右隅にさすがの一撃で幸先よく先制。しかし、あれはビルバオの守備が緩すぎましたよね。ロナウドが切り返したときに「入った!」と思いましたもの。あんなエリア内で前を開けてしまってはロナウドでなくとも決められるでしょう。

と思っていたら、バランのミスから失点。ナバスの声が聞こえてなかったんでしょうか。まさかナバスが声を出してなかったはずはないので、ぎりぎりのプレーのあまり焦ったか。バランはこのあとも終始ドタバタしたプレーをしてしまって、しかも最後はダブルイエローで退場。でもあの2枚目はちょっとかわいそう。主審は1枚すでに出してることを忘れてたのでは?

マドリーもビルバオも緩い守備でどうにも締まらないゲームだなぁ、というのが今日全体の印象ですね。「レアル圧勝!」とかって書いてる記事もありましたけど、試合を見ずに結果だけ見て書いてるんじゃないんですかね。あの内容でどこが圧勝なんだか。

そりゃ、クロースが決めた3点目はよかったですよ。クロースが連続ワンツーから抜け出して最前線へ。ロナウドが落ち着いてアシスト。
ただ、決まったからいいですが、あのときクロースが前に出た穴はちゃんと埋められていたんでしょうか。

今日の試合では、モドリッチですら、ゴール前まで上がったあとボールを奪われたのに走って戻らないシーンが目立ちました。ゴールキックなら歩いててもいいけど、相手がカウンターに来るかもしれないのに何をチンタラ歩いてるのか。腹が立ちました。

解説の安永さんが言ってたように、クロースの両脇が弱点という課題が少しも改善されてませんよね。だからベイルがいるなら4-2-3-1、いないなら4-3-1-2でやってくれと言っているのに。メンバーは変えずフォーメーションを変えるだけでいいのに、何故にあそこまで4-3-3にこだわるのかわかりません。

攻撃的じゃないと仮にタイトルとってもクビにされるから?
4-2-3-1が守備的とは少しも思いませんが。前がかりになったらそれこそ4トップみたいになるわけだし。

それと、今日はローテーションでコバチッチを使うというのはローマ戦を控えたなかでいい判断だと思いましたが(もっと早く試合を決めてモドリッチやクロースも休ませたかったところでしょうけど)そのコバチッチがおそらく監督の指示なんでしょうが、上がりすぎじゃなかったですかね? しかも左にワイドに開くと右のモドリッチまで左寄りになってました。

前節では、イスコがワイドに開いてもモドリッチは右に残ったままで、左右に広くピッチを使って相手を動かしてましたよね。結局モドリッチのゴラッソで勝ったわけですが、あそこで相手選手が当たりに行けなかったのは、ずっと左右に動かされたための疲労だったと思います。

今日はビルバオが緩い守備に加えて攻撃まで緩かったから勝てましたけど、ローマ相手に、しかもアウェイではたして勝てるのか、めちゃくちゃ不安です。まぁ勝たなくてもいいんですけど。少なくとも1点以上取って引き分けてくれればそれでいいんですが。それができるのかどうか。

ローマ戦にバンは使えるけど、マルセロとベイルはいないまま。今日見た感じではカルバハルの左サイドバックはなかなか行けると思ったのでそれで大丈夫と思いますが、フォーメーションは4-3-3のままなんでしょうか。不安です。

次のマラガ戦になるとバランが使えません。ナチョとセルヒオ・ラモスを組ませるのかな。いまのマラガは強いぞ。頑張れ、ナチョ君!!





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2016年02月13日

我がレアル・マドリードに緊急事態発生!

何とモドリッチと並んで代えのきかない選手、左サイドバックのマルセロが右肩脱臼でCLローマ戦の出場も微妙だとか。本人は強行出場も辞さない考えらしいですが、セルヒオ・ラモスが同じ脱臼を完治させずにクラシコに強行出場して長引いたし、ここはしっかり治してから戻ってきてほしい。

いずれにしても明日のビルバオ戦はマルセロがいないわけですが、さて、ジダン監督は誰を使うのか。マルセロが怪我したときはベイルを左サイドバックに、というのも一つの案ですが(元々のポジションだし)しかしそのベイルが怪我をさらに悪化させてローマ戦どころかダービーにすら間に合わないとか。

どうなってるんだ、最近のメディカルスタッフは! と怒ってみたところで怪我が治るわけでもなし、ベイルもマルセロもいないなかで戦うしかありません。

私は、左サイドバックにはナチョ、ベイルに替わる右ウイングにはハメスでなくヘセを希望します。前監督のベニテスはダニーロを左サイドバックで使ってましたが、どうも彼は好かん。本職の右サイドでも迫力ないのに左をやらせてもね。アルベロアも手堅い守備をしてくれるけど、好青年でいい選手なのに出場機会に恵まれないナチョ君を抜擢してほしいな。

ハメスを使わないのは前節を見ての判断。ヘセのほうがよっぽどよかったですもん。私は以前からハメス派を公言してますが、どうも最近の彼はおかしい。ベニテスだけでなくジダンにも嫌われてしまったようでプレーにもキレがないし守備での貢献度が低すぎます。

さて、明日の話はともかく、今日のお題はコパ・デル・レイです。
決勝カードが決まりました。

バルセロナvsセビージャ

うん、いい組み合わせですね。カップ戦に異常に強いセビージャが相手だとバルサも安穏とはしてられないでしょう。

とはいえ、バルサが決勝に進んだことでまたもや同じ問題が起きてますね。

決勝をどこのスタジアムで開催するか。

一発勝負だから中立地が望ましい。バルセロナからもセビージャからも等距離に位置するのがマドリードだ、ということでサンティアゴ・ベルナベウがまたぞろ候補に挙がったようですが、おそらくまたぞろ改修するからとか何とか理屈をつけて貸さないのでしょうね。


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日本人ならそういうこと絶対言わないし言ったら非難囂囂でしょうが、欧米ではそういう子どもじみた言動が当たり前のように通るらしく、面白いといえば面白いけど、でもやっぱり大人げない。ジダンまで「ここでバルサが優勝するのを見るのは嫌だ」と発言したとかで、そりゃレアルの監督としちゃ容認するわけにはいかないんでしょうけど、ジダンよ、おまえもか、という気がしないでもない。

で、結局バルサのホームスタジアムであるカンプ・ノウに決まりそうな気配なんですが、それではバルサにホームアドバンテージがあるから不公平だと。去年がそうでしたもんね。いくらチケットはホームとアウェイ半々ずつ販売するといっても、いつもプレーしているスタジアムのほうがやりやすいに決まってます。

しかしながら、問題はサンティアゴ・ベルナベウを使わせないことにあるのではありません。ここで問題なのは「政治とカネ」なのです。

マドリードでいいならアトレティコのホームスタジアム、ビセンテ・カルデロンはダメなの? という当然の疑問が湧き起こります。ただ、サンティアゴ・ベルナベウとビセンテ・カルデロンの収容人員は3万人も差があるようで即座に却下される模様とのこと。

なるほど、やはりカネの問題かと。3万人も差があればチケット収入にもおのずと差が出てしまいますもんね。しかし、両者がマドリードでの開催を望んでいるのであればそれでいいのでは? アトレティコは別にバルサに対するライバル意識はレアルほどじゃないんでしょうし。でもやはりカネが…ということですか。

セビージャのウナイ・エメリ監督は「カンプ・ノウでやるくらいなら中国でやるほうがいい」と言ったそうですが、中国という国名に「カネ」を感じ取ってしまうのは私の悪い癖でしょうか。

しかしながら、もっと大きな問題があります。

チャンピオンズリーグなら、何年も前から「20××年の決勝は△△で」とあらかじめ決めてしまいます。だからたまたま勝ち進んだチームのホームスタジアムで決勝なんてことがあります。これだと「もう何年も前に決まってることなんだから」とホームアドバンテージはチャラにされます。ラッキーだったと。

なのにコパ・デル・レイでは同じ問題がこれまで何度もありながらも、いつも決勝のカードが決まってから開催地を決めています。これってなぜ?

私はここに「政治」の匂いをかぎ取ってしまうんですよね。あらかじめ決めておくとお偉方たちの不利になる政治的思惑の匂いを。そしてその背後にはやはりカネが…?

いっそのこと、貧しいどこかの国で恵まれない子どもたちを無料で招いてチャリティーでやったらどうでしょうか。

ま、いくら何でもそれは冗談ですが、少なくともあらかじめ開催地を決めておくぐらいのことはやってもらいたいもんです。





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2016年02月12日

年明けからBSフジにて再放送されている『王様のレストラン』。第6話まで再見しましたが、やはり何度見ても面白い!!!


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以前、三谷幸喜という脚本家は大嫌いだと言いましたが、この作品だけは別です。三谷作品の中で別格というだけでなく、すべての物語形式の作品の中でも別格と思うくらい私はこの『王様のレストラン』が大好きなのです。

その理由としては、「神話の構造が生きているから」と、ひとまずは言うことができましょう。

神話とは何ぞや。

ジョーゼフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』をもち出すまでもなく、英雄の旅=ヒーローズ・ジャーニーですね。
最初は恐れを抱き尻込みしていた人間が、己の弱い心に打ち克って戦いの旅に出、見事、悪を打ち倒す道程を描いたもの。

まず、登場人物を整理しましょう。以下は俳優のビリング順です。

松本幸四郎…伝説のギャルソン千石
筒井道隆…オーナー禄郎
山口智子…シェフしずか
鈴木京香…バルマン政子
西村雅彦…ディレクトール範朝(総支配人)
小野武彦…メートル梶原(食堂担当ギャルソン)
梶原善…パティシエ稲毛
白井晃…ソムリエ大庭
田口浩正…スー・シェフ畠山(シェフの助手)
伊藤俊人…コミ和田(平のギャルソン)
杉本隆吾…プロンジュール佐々木(皿洗い)
ジャッケー・ローロン…ガルトマンジェ:デュヴィヴィエ(オードブル担当)

全11回の物語で語られるのは、一言で言ってしまえば、「甦った伝説のギャルソンが暗黒面に堕ち、そして再び甦る」というものです。

私は、この物語のヒーローは、伝説のギャルソンたる千石さんだとばかり思っていました。しかし今回見直してみて、第1話からどうもそれは違うのではないかと思うようになりました。

そして、第2話、第3話…と見進めていくにつれて、その思いは確信へと変わりました。

伝説のギャルソンが傾きかかったフレンチレストランを復活させる、という物語だと思っていましたが、違ったのです。

さて、では、この『王様のレストラン』の本当のヒーローは誰なのでしょうか。そしてこの物語を一言で語るとするならいったいどういうものなのでしょうか?





続き
②ヒーローはオーナー禄郎である!
③シェフしずかは「ヒーロー」ではないのか
④ディレクトール範朝から千石さんへと至る道
⑤アンチヒーロー千石武
⑥最低だが素晴らしい!
番外編 オーディオコメンタリーが面白い!



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